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お知らせ

寄付金の可能性に感動しました!

自分の得意な分野で、出来る限りの社会貢献をしたいと思い起業しました。社会貢献の分野は、あまりにも不勉強で、知らないことばかりということで、色々なセミナーに参加しています。
先日参加したセミナーは、あまりにも感動的なお話しだったので、ご紹介します。
(私だけが、知らなかったのかもしれません。正直にいうと、聞いていて涙してしまいました。)

その財団は、難病児とご家族に夢の旅行を、の「公益社団法人 ア・ドリーム ア・デイ IN TOKYO」です。そこの寄付金を支援しているのが「公益財団法人 お金をまわそう基金」です。

難病に分類される病気の子供さんとその家族の旅行を実現する活動です。
難病の種類は、いろいろありますが、そのほとんどは、「寝たきり」で、「呼吸器」や「痰の吸引」「流動食」などの対応が必要です。
ご家族、特にお母さんは、24時間休みなしです。
兄弟、姉妹の方々もいろいろなことを我慢して暮らしておられます。
偏見やいじめなどもあり、学校に行っていない子供さんも多いそうです。
そんな環境で、難病のお子さんと出かけるそれも家族揃って出かける、ということは完全に想定外、夢にも思わない生活をされています。
この社団法人は、このような方々に行きたいところへご家族全員での旅行を実現する活動をしています。

殆どのご家族が、ディズニーランドを選ばれるそうです。
まさに、「夢の国」ですよね。
みんなで出かけるなんて! 飛行機に乗れるなんて! 自宅と病院以外で泊まるなんて!
家族全員で旅行に行けるなんて! 思ってもみないこと!
全く想像できない! と、みなさんがおっしゃっています。

私には、どの程度大変かも想像できないくらいに、実現は難しいと思いますが、年間10組ちょっとを支援されています。
私が、感動したのは、ってやっぱり大切なんだ、ってところです。

寝たきりで、体が全く動かなかった子供さんが、、、、
ミッキーマウスやミニーちゃんが来てくれて、話かけられたら、笑顔になった!
その後、ミッキーたちが帰ろうとして振り返ったら、その子の腕が上がってバイバイした!
もう、お母さんは、涙ボロボロです。

他にも、もう目もほとんど見えなくて、反応も少なくなってきた子供さんに、
好きだったアニメの声で話かけてあげたら、それを聞いて、笑ったって言うのもすごいと思いました。

今回のセミナーは、事務局長さんが説明されていました。
聞くと、他に実務をされている人(事務員)は、いなくて、全て一人で活動されているらしいです。
理事には、多くのお医者さんが参加されています。
基本ボランティアで成り立っています。
協賛という形で、年間支援(寄付金)している企業の社員さんが、ボランティアとして参加されていますが、競争率が高い人気の活動らしいです。
また、お医者さんも多くの方がボランティアとして参加されているのも特徴です。
状況がすべて違うので、完全オーダーの旅行となります。
打ち合わせやお医者さんの旅行可否診断、飛行機、ホテル、移動、食事、ディズニーランド内のスケジュールなど、下準備も大変だと思います。
飛行機は座席を加工して特殊ベッドを備え付け、お医者さんの同行、ホテルの準備、移動の車の手配、
いざというときのための救急車や救急救命士さんの待機など、普通の旅行とは違います。
ただ、夢の旅行、ということでディズニーランド内では、お医者さんは、ついて回りません。
いざというとき必要に応じて対応できるように待機していますが、目につかないようにしています。
それは、その一瞬でも難病のことは忘れて、その瞬間を思いっきり楽しんでもらいたいからだそうです。
まさに夢の実現です。

はじめは、恐る恐る、、、っていう感じの遠慮気味なお子さん(難病のお子さんのご兄弟やご姉妹)も、
旅行の間は、いつもと違って、食べたいものを思いっきり食べていい、お母さんやお父さん、さらにはボランティアの方など人に思いっきり甘えて良い、
という体験をさせてあげることも意識して取り組んでおられました。

その結果、
家族全員でのディズニーランドの楽しい思い出ができて、すごく明るくなったご家庭、
孤立気味のご家庭が、祖父母や同じ難病のご家族と絆を強くして元気を得ていること、
家に引きこもっていたけれど再び学校に行きだしたお子さんがいること、
自分を責めていたご両親が、難病のお子さんにも楽しみを知ってもらえたといって喜んでいること、
すごく頑張っているのに何もできないと無力さに打ちひしがれていたお医者さんも、ものすごく喜んでいること、
ものすごく大変なのに、ボランティアが、支援するという意味を、とても大切な機会を得ていると思えるようになったこと、

この夢は、難病の子供さんへのものだけれども、そのご家族のためのものだけれども、
これはみんなの幸せの夢だというすごいことに気づいて、すごく大変なこと(多くの課題克服)を、
悲壮感無しでサラッとやっているこの人達は本当にすごいと思って聞いていました。

ちなみに、公共機関からの補助金は、本人だけ、病気に関することだけ、などの制約が多いため、
難病の子供さんを含むそのご家族全員の夢を実現する、という活動の趣旨を優先して、すべてを寄付金でまかなっているそうです。
また、旅行のあとは、あえて連絡を取らないようにしているそうです。
旅行そのものは、ご家族だけのもの、ということで「支援」の事実よりも、楽しかった旅行の思い出だけを楽しんでもらいたいからでしょう。
また、旅行後、早ければ1年以内に亡くなられるお子さんがいる現実もあります。
現在の課題は、順番待ちのお子さんが多くて1年以上待たなければならないことです。
時間が無いお子さんもいます。
ボランティアは、希望が多くて対応できそうですが、活動資金がギリギリで年間の対応人数を増やすには、寄付金が必要なことと、
準備をする事務局が一人ということで手が足りないということがあるそうです。

これに気づいて、約10年前に始めた最初の事務局長さん、2代目の現事務局長さん、
その考え、活動を応援する企業やお金をまわそう基金の方々、ボランティア、お医者さん、航空会社、ホテル、ディズニーランド、
多くの方々が夢を応援しているその姿勢に私も応援仲間になりたいと思いました。
夢の応援」ですが、「この夢は実現できる夢」です。多くの方が幸せになる夢の実現です。

どの活動が優先順位が高いか、という議論よりも、この活動も重要度が高い活動ということで、皆さんにも知っていただけたらと思いました。
他にもいろいろな活動がありますので、気になる活動を支援してみてはどうでしょうか?
もしこの活動を、みなさんも応援したいと思ったら「このリンク先」をご確認ください。

※クレジットカードでも寄付はできます。また税金控除の認定も受けている団体ですので、領収書をもらって申請すれば処理できます。
企業の方の寄付金も募集しているそうです。
「お金をまわそう基金」では、集めた寄付金は、運営費を取らずに全額を各活動団体への寄付にまわしているそうです。

直接ではなく、いろいろな活動を知りたい、応援の仕方を相談したい、などは、こちらへご連絡いただくことも歓迎です。

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